独立してから3年目までの収支の推移はこちらの記事でまとめました。
フリーランスエンジニア2年目の収支
これからフリーランスエンジニアになろうかなと思っている人に、実際こんな感じだよということで給与と税金について公開しようと思います。背中を押すキッカケになれば幸いです。
フリーランスエンジニアのお仕事
月単価70万〜80万でベンチャーの新規事業などで週5常駐
常駐案件はレバテックフリーランスが楽なので使っています。
たまにクラウドワークスで受注したり、個人的な繋がりのオファーで受託開発やお手伝いをしています。
※個人的にメディアを運用していますが、フリーランスエンジニアと関係がないので割愛
こんな感じで2016年の売上は940万になりました
経費差引後は750万円です
たぶんフリーランスエンジニアとしてはこれが一般的な収支でしょうか
ほかフリーランスエンジニアの仕事単価
- 月40時間で税込20万円
- 1人月100万円の0.5人月契約
- 週3で税込65万円
- フリーランスエンジニア系の記事作成1本3000円
フリーランスエンジニア2年目の税金
課税所得750万の所得税・住民税・健康保険料
所得控除は妻も働いており、子なしなので社会保険料控除と基礎控除くらいしか控除がないです。したがって控除後の所得は650万円ほどになります。
控除が少なく課税所得が大きくなりがちなので、住民税・健康保険・所得税の負担感はかなりあります。
住民税:65万円
健康保険:60万円
所得税:88万円
合計:213万円!!
ガッデム!!
→月ベースにすると17.75万円なので月75万の契約だと、手取り58万くらいの生活感覚です。ここに配偶者がいて、子供がいると控除が増えてだいぶ安くなり、子ども手当なんかももらえてキャッシュフローがかなりプラスになります。
個人事業主の場合は一回入ってから取られるので税金嫌いに確実になります。
断言できます。税金は嫌い!
フリーランスエンジニアの節税方法
節税とはつまり、課税所得を減らす=経費を多く計上することです。とはいえ意味のないものに多額の経費を計上しても単にキャッシュアウトしているだけなので意味がありません。フリーランスエンジニアの場合は自分が商品で売上が立ってしまうのであまり経費になるものがありません、しかし考え方・働き方次第で節税の方法はいくつかあります。
道具をケチらず経費で買う
- MacBookは最新モデルを買って生産性を上げる
- キーボードを買う
- 高級椅子を買う
- 専門書などへの自己投資を惜しまない
- クラウドサービスをガンガン使って時間を買う
個人事業主で青色申告の場合は30万円未満の備品は一括償却が可能=買った年度の経費として全部計上できます。だいたいのものはこの範囲内に収まるので、道具なんかにケチらず経費計上して生産性を上げる&課税所得の圧縮を図りましょう。
自分で事業を起こして経費を使う
- 儲かり過ぎたらお金がかかる事業を作ってしまえばいい
- アフィサイトを外注で作ってしまえ
儲かりすぎてどうにもこうにも経費で課税所得を圧縮出来ない場合は、新規事業を作ってしまって短期的に事業投資を増やすのが収入源も増えるのでおすすめな気がします。ぼく自身も節税とかSEOの検証目的で作ったアフィサイトをクラウドソーシングで回していて、外注費として計上していました。軌道にのれば安定した収入源になります。
案件開拓と言うなのランチミーティングで人脈を広げる
- Yentaなどのマッチングサービスを使って人脈を広げる&ランチ代を経費にする
日々のランチ代を経費にする無駄のない営業方法として、ビジネスマッチングサービスを使ってみるのはいいかもしれません。小さな投資で大きなリターンが得られるし、節税にもなれば一挙両得です。
家賃按分とか一般の節税方法も当然やる
- 家賃按分
- 光熱費の電気代も使用量に応じて按分
- 通信費も仕事で使うなら経費として計上
- ふるさと納税をする(課税所得750万もあると上限10万円ほどまでいけます)
- etc
この辺は当たり前のことですが、当たり前にやらないと損です。
税負担は多くてもフリーランスエンジニアは儲かる
正社員のエンジニアポジションで900万以上なんてある?
税金について文句たらたらですが、なんといってもフリーランスエンジニアは儲かります。正社員のポジションで年収900万以上のエンジニアはレアケースですが、フリーランスエンジニアの場合は普通に案件が存在しています。
そしてなにより、正社員と違って自由にスタートアップに参加したり、常駐を週3に変更したり自分で働き方を決められる所に最大のメリットがあると感じています。
一方で、正社員の場合はプロジェクトの決済権やマネジメント経験が積めるメリットがあるので、自分の状況に応じてフリーランスエンジニアになるが良いと思います。
たとえばこんな人にフリーランスエンジニアはおすすめ
- 将来絶対に起業する覚悟がある
- マネジメント経験がすでにある
- とある領域のスペシャリスト
- 下請けエンジニア
トップランナーは引く手数多で自由に働き、下請けで虐げられている人はシンプルに給与アップと自分の欲しいスキルセットを案件から選べるようになると思います。
はじめはエージェントに登録して売上を立てる
さて、そんな人が手っ取り早くフリーランスエンジニアになって働き始めるのにおすすめなのがレバテックフリーランスとかギークスジョブといったエージェントです。自分のつてで営業できなかったり、業務委託契約の結び方などが分からない・面倒という人には使わない手はないですね。大してサポートはしてくれませんが、案件は業界最大手だけのことはあります。
常駐案件をこなしながら勉強会などでゆるく営業をかける
常駐でゆっくり業務委託に慣れながら、勉強会などで人脈を広げつつゆるく周りに営業していくと人手不足なので色んな所で声をかけてもらえると思います。ゆるく営業しながら面白そうな案件ややりたい事とマッチしたものを受注していくと良いですね!
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