SIerからWebエンジニアにキャリアチェンジする最低条件と具体的方法について

SIerからWebエンジニアにキャリアチェンジする最低条件と具体的方法について

SIerからWebエンジニアにキャリアチェンジしたエピソードと、現在Webエンジニアの採用権限を持ち日々面談しているポジションから最低条件と具体的方法についてお話します。

目次

SIerからWebエンジニアにキャリアチェンジするメリット・デメリット

Webエンジニアにキャリアチェンジするメリット

  1. ブラック企業じゃない(後述)
  2. 全銀手順とかオンプレ環境とか、歴史的謎の技術がない
  3. ユーザーとの距離が近くフィードバックをもらいやすい
  4. 最新のテクノロジーを採用しやすい
  5. エンジニアも企画したりする

Webエンジニアにキャリアチェンジするデメリット

  1. 変化が早く常に新しいものをキャッチアップし続ける必要がある
  2. メテオフォール型開発の発生頻度が高い
  3. マーケットの変化でかんたんにプロジェクトが終了したりする

メリットの中に、「ブラック企業じゃない」を入れたのは構造的にSIerとWebでは発注とか仕事の質が異なるためです。

SIerの場合:プロジェクト単位での予算 or SESで言われたことを期日までにやる

Webの場合:KPI/KGIを達成するためにプロダクト開発

Webでも当然スケジュールや期日はあります

でも、自分でスケジュール引いたり、スクラムのプランニングポーカーやってたりすることも多いので現実的なスケジュールの可能性が高くなります。

そういう観点で見ると、だれかにスケジュールを支配されて徹夜してブラックとかいうのがWebだと起こりづらく、どちらかというと自分の意志で裁量があると思って下さい。

スケジュールに遅れたらSIとWeb両方詰められます。

それは仕事なのでブラックでもなんでもありません。

Webエンジニアは楽しい

新しいテクノロジー使って、ユーザーの課題を解決して、直接フィードバックがもらえる職業なので、Webエンジニアはとにかく楽しいです。さらに年収も高い。

だからキャリアチェンジを考えているのだと思うのですが、デメリットもよく考えて判断したほうが良いですよね。

Webエンジニアにもデメリットはある

変化が早すぎる

技術の変化が早く、jsが最たるもので、jQuery含め仮想DOMじゃないものを使わない世界とか信じられない。

新しいテクノロジーが急速に入ってきて、自社サービスだったりマイクロサービス化されたアーキテクチャだと新しいテクノロジーを取り入れやすいのでどんどん変化していきます。

窓際族(ウィンドウズ)になりたい人にはおすすめできない職業です。

メテオフォール開発に抗えない

これはスタートアップや新規事業に特にあることなんですが、プロダクトオーナーもユーザーニーズと市場を100%理解しているわけではないので、何回かのピボットや大きな変更が必ず(1000%)入ります。

俗にメテオフォール開発と言われている、神から○○するようにという案件が降ってくるやつです。

こればかりは防衛手段がなく、成長を前提にしたコーディングを心がけるくらいでしょうか?変更されることを前提に作り込まず、モジュール化して、いざとなったらすぐ捨てられる状態にするのはメテオフォールに適応するとかけるようになります(笑)

SIerの場合はキッチリ要件定義が「できる」んですが、Webの場合はtoCだったりPMF(Product Market Fit)してないケースもあり要件が外部環境で変わることが多いです。

悲しみのプロジェクト終了

新規事業だとあっさりプロジェクト消えたりしますね、解散!

…とはいえ、Webエンジニア良いよね!

デメリットもあるけど、新しいテクノロジーに触れたりユーザーの近くでものづくりができるのは楽しいのでWebエンジニア良いと思います!ついでに年収も高い。

Webエンジニアにキャリアチェンジする最低条件

これが出来れば即採用の条件

  • サーバーサイド言語を1年以上触っていて、普通に書けるバックエンド
  • HTML/CSS/Javascriptの実務経験が1年以上あるフロントエンド

意外とハードルが低い

SIer出身でちゃんと手を動かしている人であれば、サーバーサイドかフロントエンドの実務経験があるので採用されると思います。

逆に、要件定義とか基本設計・詳細設計しかやってないエクセルワーカーはキャリアチェンジがかなりきついです。

たしかに実務経験1年だとスキル足りてなくて、年収低く出るとは思うんですが、SIerにいてもやもやしているよりかは、さっさとキャリアチェンジしてスキル伸ばして年収上げたほうがハッピー!

とはいえ業務委託だったら最低でも60万(税抜)なので、最初は消費税も払わなくていいし年収800万くらいは目指せて、もっとハードワークすれば1000万もらいながらスキルアップができます。

Webエンジニアにキャリアチェンジする具体的方法

キャリアチェンジするのに、正社員か業務委託(フリーランス)の2種類あります。

正社員でキャリアチェンジするメリット

より企画や問題解決能力、カルチャーマッチを求められるので、後々はPM/PdMを目指している方におすすめ。必要なスキルではなく、所属する会社に必要なスキルが手に入るのでWebエンジニアとして急成長は所属する会社による。

キャリアチェンジする分年収レンジも低くなりがちであまりおすすめできない。

業務委託でキャリアチェンジするメリット

即戦力(コーディング)を求められる。チケットベースで作業するので、だいたいの仕様とかは決まっているものに対して、迅速に実装・テスト・リリースしていき、慣れてきたら提案したりしていく。プロジェクト単位で環境を変えられるので、自分に必要なスキルを選択して仕事が選べ、急成長したい人におすすめ。

安定とか体調不良になったらどうしよう!みたいな人にはおすすめできない。

正社員でキャリアチェンジする場合は色々障壁が多いので、基本的には業務委託(フリーランスエンジニア)でのキャリアチェンジが楽だし成長できるし給与も下がらないので当ブログではイチオシのキャリアパス。

まずはフリーランスエンジニア専門エージェントに相談

自分で直契約をとってくることもできますが、豊富に案件があるフリーランスエンジニアの専門エージェントを活用して、スキルアップできそうな案件でキャリアチェンジして実務を積んでしまうのがベスト。

おすすめはこの記事のMidworks、ギークス、レバテックの大手を活用すること

大きいエージェントの方が、なんかあったときのサポートも充実しているし、変な現場も少ないから

Webエンジニアにキャリアチェンジを1年くらい続ければ… 

今度はまた正社員ポジションで正当進化のように転職するというのもアリな選択肢

最近では正社員ポジションの年収レンジも年収600 ~ 1200万くらいと上がってきている。

フリーランスエンジニアで経費もあまり計上する予定がなければ正社員でSO(ストックオプション)をもらったり、副業で高い収益を狙うということも可能なので、その辺の話はまた別のエントリーで。

まとめ

  1. SIerからWebエンジニアにキャリアチェンジはフリーランスがおすすめ
  2. だいたい実務1年コーディングできるのが最低条件
  3. フリーランスになるときは大手フリーランスエージェントに相談
SIerからWebエンジニアにキャリアチェンジする最低条件と具体的方法について

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる