独立してから3年目までの収支の推移はこちらの記事でまとめました。
フリーランスエンジニアになった方がいい?
ネットで「フリーランスエンジニア 年収」って検索しても、スキルとセットで書いてないしぶっちゃけどうなの?ってことがフリーランスエンジニアになる前結構不安でした。そんな人達の手助けになればと思ってフリーランスエンジニア2年目ですが、スキルと年収を公開していこうと思います。
僕のフリーランスエンジニアとしてのスキル
基本的にはWebフルスタックでSI出身です。
サーバーサイド
- Java 6年
- PHP 3年
- ruby 1年
フロントエンド
- javascript 3年
- css 2年
- html 6年
インフラやDBはSIの時に導入としてアーキテクチャ・構築までやってたり、自社サーバーにブレード挿したりしてたので、HA構成とかロードバランシングなどには慣れています。
途中で、大規模なWebメディアをやっていたこともあり、高負荷なトラフィックも捌けます。という具合で、5〜10年目のエンジニアなら一般的なスキルセットかと思います。
僕のフリーランスエンジニアとしての年収
ぶっちゃけ大公開!
最初の頃は訳も分からず月65万で修行みたいな感じで仕事を受けていました。
ほかの人も最初は65万〜75万で仕事を受けている人が多いですね。
最初の半年は修行期
週5で月65万だと正社員のころと大して差がないので、週末クラウドワークスから案件を受注して土日に働いたりして月85万くらい売上がありました。スタートアップっぽいプロジェクトのお手伝いは新鮮で面白いしお金ももらえてラッキーでした。
6ヶ月〜1年は年収UP期
仕事にも慣れてきたのでクライアントに単価交渉しました。
月80万か週3で65万を提示したら、まさかの週3で65万という破格の契約に・・・!空いた時間はプロジェクトマネジメントを週3で50万という案件を受注しました。
この辺から月の売上が115万くらいになりました。
たぶんこの辺が売上の限界だと思います。
1年〜今は自由奔放期
仕事量を少し落として、欲しいスタックのために単価も落としました。というのもReactを使ったモダンなSPAでやりたかったのと、新規事業のグロースエンジニアリングを本腰を入れてやりたかったのが理由です。
今は月75万+別の収入で月90万程度の収入で安定しながら時間もあります。
別の収入についてはこの後紹介
フリーランスエンジニアは副収入がたくさん
やってるうちになんだかんだ副収入が増えていったので紹介
過去にやった仕事の保守フィー
一番楽で売上につながるなら過去やった仕事の追加発注や保守から生まれる副収入です。まじめに丁寧に仕事してれば勝手に入ってきますね。
システムの相談や構築サポート
たまにあるのが「新しいサービス作ろうとしてるんだけど、システムどうやって作っていけばいいか?」という相談です。時間3000円〜5000円もらって相談に乗っていますが、ざっくりの設計書作ってクラウドソーシングに発注する手伝いとか知り合いのフリーランサーに斡旋したりなんかがあります。また、その逆もあります。
クラウドソーシングの受注
Webスクレイピングの案件だと5万円以下で発注されていることが多いです。慣れてれば数時間でサクッと終わるのでコスパは良いですね。最近はもっぱら発注する側ですが、受注して時間の切り売りで副収入になります。
アフィリエイトやWebサービスの売上
不動産が好きでやってる不動産ブログが半自動で月5万くらい稼いでたりします。フロントエンドのスタックがあると読了率が上がるデザインとか、SEO向けの構造化とか、スクレイピングでコンテンツ作るとか色々できます。また、エンジニアなので個人のWebサービスを公開して、月10万くらい利益を出してくれています。
周りのフリーランスエンジニアのスキルと年収
Web系(エージェント経由)
エンジニア8年目Webフルスタック(サーバー強いけどフロント弱い)月70万
エンジニア10年目Webサーバー (Rails歴が長い)月75万
エンジニア11年目Webフロント(Rubyやったことない)月70万
SI系(直接契約)
エンジニア6年目手を動かすPM 月100万
エンジニア18年目ほぼCTO 月110万
Webはどちらかというとフロントエンドの方が安くなりがちで、バックエンドの方が高くなりがちです。フルスタックでPMやリーダー経験があると入れ食い状態といえます。
SI系は直接契約がなぜか多くて月100万超えている人が多かったです。エージェントや会社がだいたい20%抜くのでその分高くなります。
レバテックやギークスといったWebのフリーランスエンジニアのエージェントは毎月お金を20%ほどネコババしていきますが、代わりに良い案件を紹介してくれるので最初はエージェントを使ったほうが楽なのでおすすめです。慣れれば人事部にスキルシート送って仕事ないっすか?って聞いちゃえば高単価受注できるかもねー。
フリーランスのエンジニア儲けすぎて税金地獄
月75万ももらうと年収900万なのですが、所得税とか住民税でガッツリ持って行かれます。普通に生活していると経費にできるものもたかがしれているので税金地獄が待っています・・・。
フリーランスエンジニアの賢い税金対策
とにかく事業経費で事業価値を高めること・・・っ!
どういうことかというと具体的に言えばWebサービスを運用しちゃって、とにかくグロースのためにお金を投入しまくればいいです。投入したお金は経費なので所得を抑える効果があります。Webサービスが成長すれば将来的なリターンになるので、節税と資産価値上昇の両得です。
Webサービスが成長してキャッシュを生み出すようになれば税金を収めなければいけませんが、資産価値は減らないのでエンジニアにおすすめの節税対策ではないでしょうか。僕は早々に収益化しちゃって次々新しいことやらないと所得が抑えられなくなりつつあって嬉しい悲鳴です。
まとめ
Webフルスタックの年収は月75万くらい(年収900万)を想像しているとあんまりズレないかと思います。フルスタックでなくても月65万(年収780万)は最低限もらえるので、下請けで協力会社としてアサインしている人は大幅な年収アップが見込めるのは間違いないです。
僕が使っているエージェントはレバテックとギークスで、受注はレバテックだけ。
毎月フィーをネコババしていくけど良い案件があるから抜けられない・・・
こんな人にフリーランスエンジニアはおすすめ!
- 下請けで搾取されているエンジニア
- マネジメントしてないWeb系正社員エンジニア
- SIのスキルの低さに危機感を抱いているエンジニア
- お金もらいながら自社サービス作りたいエンジニア
Web系の正社員だと年収400〜500万って人も多いし、軽い気持ちでカウンセリングだけでも受けてみるといいかもねー。そんな感じで僕の入った案件の正社員たちがどんどんフリーランスエンジニアになってきた件(笑)