コロナウィルスのパンデミックにより、ITスタートアップの弊社も原則リモートワークの勤務体制にシフトしました。コロナの前からプロダクトチームは半分リモートワークのチーム構成になっていて、今回は僕自身がリモートワーカーとして活動しつつ、CTOとして採用やマネジメントするにあたって、リアルな現状や課題、向いている人をまとめようと思います。
この記事でわかること
・エンジニア兼PdMのリモートワーカー(在宅勤務)のリアル
・リモートワークの作法や円滑に進める方法
・リモートワークに向いている人
リモートワーカー(在宅勤務)のリアル
僕のポジションや業務内容
スタートアップのCTOとして、いわゆるPdM(プロダクトマネージャー)のポジションで、デザイン→実装→リリースの雑用をするおじさん。採用とWebメディアの記事ディレクションや提携も抱えていて、20人くらいを直接マネジメントして、たまにコードも書くけど普段はプルリクのレビューとインフラの作業くらいをする程度。
とある1日のスケジュール
07時:起床
08時:勤務開始 Slackで「今日やること」を書いて、Web打刻する。
09時:プロダクトの雑用(質問に答えたり、タスク整理したり、レビュー)
10時:Google Hangout meetで15分の朝会。ビデオはオンでSnapCameraで遊ぶ
11時:デザイン定例→ごはんたべながら参加
12時:開発定例(毎日30分デイリースクラム的な)、インターンともTV会議
13時:定例で後で相談になったやつを個別にTV会議でミーティング
(散歩タイムで中抜け、太陽光を浴びる)
14時:TV会議でWantedlyの応募を採用面談
15時:雑談チャンネルで営業チームと雑談しつつふんわり相談
16時:本番デプロイ
17時:ご飯と子供の風呂のため「離脱」とSlackに書いて、Web打刻する。
19時:SFA/CRMツールの選定とデモをTV会議で受けながら、別件のクラウドサインで電子契約したりする。
20時:退勤
リモートワークで嬉しいこと
- 家にいるので、通勤時間はなく作業時間を確保できる。
- ドリンクを取りに行く時間とかに、子供と少し遊べる。
- 家事に臨機応変に参加できるので、妻の負担が少なくなる。
- ぶっちゃけハワイに住んでも仕事できるくね?と思う
リモートワークで大変なこと
- 環境への投資が絶対に必要(最低10万くらいの椅子が必要)
- 顔が見えない状況になるので、意識的にコミュニケーションをしていく必要がある。
- 子供が暴れてTV会議に乱入してくる
- 1日中TV会議しているのでAirPodsのエネルギー切れが頻発する
リモートワークの作法や工夫
絶対に毎日の定例ミーティングを設定してカメラをオンにして雑談すること。テキストだけのコミュニケーションの限界を感じて、ちょっと長そうだと感じたら即座にTV会議にするのがベストプラクティスだと思います。
コロナの影響もあって、各社ノウハウを公開しはじめています。
仕事をする「場所」(と仕事をしない場所)を決める
個人的なリモート中心のプロダクトチームを運営する作法
- デイリースクラムをTV会議で実施する
- TV会議で質問し辛いエンジニアはいるので、PM側から困ってることないですか?を常に聞き積極的にTV会議を設定する
- Slackで状況を逐次つぶやく
- 太陽光を浴びて運動する
- 自宅にもオフィスのような環境を整える
基本的には、対面で仕事するよりもコミュニケーション量を意識したりKPIに置いて、行動量を増やしていくことがリモートでも生産性高く保てるようになると思います。
実際、僕がこれを意識せずに定例も廃止したらチーム開発は崩壊する気がします・・・。
ちょっとアホっぽい話なんですが、リモートワーカーも人間なので太陽光を浴びて、適度な運動をすることが生産性の向上になります。なぜだか人間は、太陽光を浴びないと体調が悪くなるという性質があるので、在宅勤務の場合は意識的に散歩に出たり体を動かす必要があります。
リモートワーク(在宅勤務)に向いている人
- 自分でルールを決めて実行するのが得意な人
- Slackで勤務開始、退勤、休憩を書くのが苦じゃない人
- 普通にコミュニケーション能力が高い人
- 通勤時間に毎日2時間以上かけていた人
- スキルレベルが高い
リモートワーク(在宅)になることで、発生する問題のほとんどはコミュニケーション上の問題で、オフィスだと無意識で伝わっていることを意識的に伝えることができればリモートワークはなんら問題がないので、コミュニケーション能力が高い人ほどリモートワーカーに適しているのではないでしょうか?
あとは、社内では通勤に2時間以上かけていたメンバーからは在宅の方が楽という意見が多数で、普通に無駄な時間が削減出来て良いと思います。
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