フリーランスITエンジニアの独立から3年目までの収支公開

目次

フリーランスITエンジニアとして3年間の年収推移

早いものでフリーランスになってから3年が過ぎました。フリーになる前はどんな年収が落ち込むのかとか社会保障がどうなるかとか色々不安でしたが、実際は大幅に手取り額が増えましたので皆さんのフリーランスになる背中を後押しできれば幸いです。

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1年目:自分のフリーランスエンジニアのスキルと年収を公開してみた

2年目:フリーランスエンジニア2年目の収益と税金について本当の所を大公開

3年目:フリーランスエンジニア3年目の確定申告大公開

2015年が正社員からフリーランスになった年で、2016年からフリーランスだけの収入になります。数値では+200万円ほど上がっていますし、労働時間も月300時間弱だったのが160時間くらいなのでクオリティオブライフは爆上げです。

年900万円くらいの月手取り

独身で年収900万・経費200万・所得700万のケース

年900万=税込月75万円とごく一般的なエンジニア単価です。

ここから以下の項目が引かれて最終的な手取りになります。

  1. 所得税(64万/年)
  2. 住民税(53万/年)
  3. 国民健康保険税(61万/年)
  4. 国民年金(16万/年)

※とりあえず経費200万で所得700万設定、独身ということで計算してみます。

※消費税は売上1000万超えて2年後以降なので今回は計算対象外 

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独身だと控除が少ないので税負担が大きいですが、可処分所得が58.8万円残ります。

経費は200万で設定しているので200万/12=16万/月を差し引いて42.8万円がサラリーマン時代の手取りというようなイメージとりなります。

だいたい5000万〜6000万を上限に住宅ローンが組めます。

こういう立地の良い駅近1LDKの新築マンションを購入して、住宅ローン減税年20万円でさらに可処分所得を増やすのもありです。

【公式】Brillia秋葉原(ブリリア秋葉原)|JR「秋葉原」駅徒歩6分|東京メトロ銀座線「末広町」駅徒歩3分|東京建物の新築分譲マンション

フリーランスエンジニアは家を買って所得税を圧縮することができる

うまく経費を使って税を圧縮することがポイント

サラリーマンと違うのは自宅で仕事している場合は家賃按分という仕組みがあるので、10万の家賃で自宅作業が20%ほど仕事利用している場合は2万円を経費にすることができます。最新のMacBookProを買っても経費だし、もちろん技術書なんかも経費になります。

所得が減れば、所得税・住民税・健康保険税の3つが比例して下がる仕組みになっているので、個人事業主は所得を減らして(経費を使って)税金を減らすことで月数万円単位のキャッシュフローを生み出すことができます。

どうせ払う税金だからふるさと納税でお得に納税する

所得税と住民税で100万オーバーも支払うことになると思うので、ふるさと納税して返礼品を少しでも回収するのがおすすめです。現在、返礼品は3割ルールらしく、10万〜15万くらいはふるさと納税の2000円範囲で納税できるので、3万〜4万5千円のリターンになります。

フリーランスITエンジニアはふるさと納税しまらないと損だよ!

独立から3年目までの案件獲得方法

はじめはよくわからないのでエージェントを使うべし

はじめは例に違うことなくレバテックとギークスといった大手エージェントに相談しにいって、どちらにも案件紹介してもらいましたがたまたま相性が合ったレバテック経由で案件にアサインしました。

商談してた時の記事

フリーランスエンジニアとして10社商談をしてみた結果 – フリーランスのエンジニア道

知人経由での案件獲得が増加

Facebookとかでフリーになりました!って周知していると多方面から仕事のオファーが来たので、身が空いている時にいくつか仕事を受けました。月20万のスタートアップエンジニア的なやつを週末とかスキマ時間にやったり、新規事業立ち上げのPMを掛け持ちでさせてもらったり、世の中にはエンジニア不足と言われてますがひしひしと感じました。

yentaとかwantedlyで直案件獲得

ビジネスマッチングサービスのyentaでランチミーティングすると、どこもエンジニア不足なのでフリーランスでもいいから仕事手伝ってくれない?というお誘いがあります。フリーランスITエンジニアで人と話すのが億劫でなければyentaは一つの選択肢です。

あとはwantedlyでココロオドル企業にゆるく営業メッセージ送ったり、スカウトもバシバシくるので気になった企業と情報交換しながらやってると直で仕事を受けることが多くなりました。当然直請けなので仲介マージンもなく高単価の案件になります。

フリーランスITエンジニアとして独立する準備編

独立したらこんなことやっていくよ。意外とすぐ独立できちゃう。

やることリスト

  1. 住んでる所の税務署に行って開業届を出す
  2. 開業届は青色申告(65万円の控除があるやつ)で出す
  3. クラウド会計のfreeeMFクラウドの個人版を契約する
  4. 会計を自動仕訳で楽にしたい人は、個人事業主用のカードと銀行口座を作る
  5. 作ったカードと銀行口座をクラウド会計に設定する→自動!
  6. フリーランスエージェントにとりあえず登録して、面談する
  7. エージェントからスキルシート書けって言われるので書く
  8. 面談とかを受けてだいたいの自分の単価決める(70万〜80万)
  9. Facebookとかでフリーランスなったよ!仕事ない?って書く
  10. 商談を何件かこなす
  11. 好きな会社決めて働きはじめる

上級編

最初から税金払うくらいだったら事業成長させたいみたいな上級者だと個人事業主と合同会社をセットで設立する節税スキームがあります。ポイントは法人だと社会保険料の支払で負担が大きいと思いがちですが、一部事業を切り出して法人にしておくと国保・年金が法人側に強制加入されているため社会保険料が100万くらい圧縮できるスキームになっています。詳しくはまた別の機会に・・・。

  • ITエンジニア+執筆とか
  • ITエンジニア+Webサービスの運営とか
  • ITエンジニア+アフィリエイトとか

まとめ

単価75万(年900万)の月手取りは58万くらいで、たぶん派遣エンジニアや正社員だと生活レベル的にはありえない好待遇レベルになります。普通だったら難しい独立もITエンジニアに関していうと人手不足というのがあり、エージェントやソーシャルでの案件獲得が比較的容易という時期的なメリットがあるので独立を考えている人はさっさと独立しないと損ではないでしょうか?

僕も最初はエージェントを使いましたが、はじめに案件獲得手段がなければ複数エージェントにとりあえず登録して売上を立ててみるという所から初めましょう!

利用したこともあるオススメの大手エージェントはレバテックギークスの2社です。

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